皆さんこんにちは!道場建設です。
先日丁張の説明を簡単に行ったと思うのですが、その丁張を作成する際に使用した道具を簡単に紹介しようかなと思います!現場日記とはあまり関係がないので、軽く見てもらえると嬉しいです!
・レベル
この道具は主に高さを出すときに使用します。
今回の現場では、基礎天端高さを求める際に使用しました。まず、レベル本体を三脚に水平に設置してから接眼レンズから覗くと、スコープのようになっていて、十字にラインが切ってあります。それが水平垂直を確認するためのラインとなっています。
・トランシット
この道具は主に角度を出すときに使用します。
今回の現場では通り芯位置を出す際に使用しました。まず、通り芯の基本となる点を地面に書きだしてから、そこの真上に水平になるようにトランシットを設置します。そして接眼レンズを覗くとレベルと同じように十字にラインが切ってあります。ここに基準の線を合わせることで一本の通り芯の上にトランシットが設置できたことになります。そしてそれからトランシットの機能を使って90度回転させることで、直角を求めることができます。90度だけでなく、様々な角度を求めることも可能です。
このような道具を使用して丁張に基礎天端高さと通り芯位置を書き出したのですが、この道具2つとも1人で使用することはほぼ不可能なので、2人で使用することになるのですが、設置した後に人が変わって作業を始めるときは、再調整しないと誤差が出てしまうので注意が必要です!
これらの道具2つとも精密機器なので、取り扱いには十分注意しましょう!
余談ですが、私は高校時代にトランシットを授業で使用した時から苦手で、今でも苦手意識がありますw ですがこの会社に入社していろいろな現場でトランシットを使用してきて、最初に比べると慣れてきたのかなとは感じています!
これで説明は終わろうかなと思うのですが、文字で説明するのは限界があり、伝えきれてない部分があるかもしれませんが、ご了承ください!
番外編は不定期で更新となると思いますが、また楽しみにしていてください!
それではお疲れ様でした!
皆さんこんにちは!道場建設です。
今週の現場日記では、「鉄筋」について説明していこうかと思います!
鉄筋とは細長い鉄製の棒のようなものです!鉄筋は基礎のコンクリートを打設する前に「配筋」していくのですが、そもそもなぜ鉄筋を配筋するのでしょうか。捨てコンクリートのように鉄筋を配筋しない「無筋コンクリート」ではだめなのでしょうか。その答えは、鉄筋を配筋しないと強度が足りなくなるため、鉄筋は必要なものなのです!
じゃあ鉄筋は住宅基礎の中でどのような役割を担っているのかを簡単に説明します!
住宅基礎の主な材料となるコンクリートは押しつぶされる力(圧縮力)に対して強く、引き離される力(引張力)には弱いという性質を持っています。その引張力に弱いという弱点を補うために鉄筋が必要というわけです!鉄筋は圧縮力には弱いですが、引張力には強いという特徴があるので、これら2つが合わさることで、お互いの弱点を克服し合い強度を出せるという仕組みになっています!それと同時にコンクリートはアルカリ性であるので、鉄筋が酸化して錆びることがなく中和されるので、ほんとにこの2つは相性が抜群だといえます!
住宅の基礎鉄筋で一般的に使用されているのは「異形鉄筋」と呼ばれるものです。この鉄筋は名前の通り棒にいくつものコブのようなものがついており、真っ直ぐな棒ではありません。なぜ真っ直ぐな鉄筋を使わないのかというと、コブがあることで鉄筋とコンクリートが触れ合う面積が増えるので、より引張力に強くするという意味で異形鉄筋を使用するのです!
今回紹介した鉄筋は住宅基礎のベースという部分の配筋ですが、もちろん基礎の立上りにも配筋することが必要となってきます。その様子はまた今度写真をお見せ出来たらなと思ってます!
今週の現場日記はここまでにしておきます!お疲れ様でした!
皆さんこんにちは!道場建設です。
最近暑い日が続いていますが、夏バテ、熱中症には十分気を付けて過ごしていきましょう!
さて、今週の現場日記ですが、基礎コンクリートの「ベース」と呼ばれる部分の打設が行われたので説明していきます!今回の工事では「ベタ基礎」と呼ばれる基礎を使用しています。
「ベタ基礎」とは、今現在住宅基礎で最も一般的に使用されている基礎で、住宅の床下部分になる部分全体にコンクリートを流し込んで作る基礎です!その特徴として家の重さをベースの面全体で受けるので耐荷重性が強く、それによって地震にも強く、不同沈下も起きにくいという特徴もあります!それと同時にベースはコンクリートを一体(全部一緒に)で打設するので、床下からの湿気やシロアリなどの影響を受けにくく、住宅にもいいことがあります!今説明したベースの上に立上りコンクリートが打設されて基礎は完成となります!
余談となりますが、今現在最も使用されている基礎はベタ基礎といいましたが、少し昔までは「布基礎」と呼ばれる基礎が主流でした!この基礎は私が入社してから何件か住宅の現場を見てきましたが、ほとんど見たことがありません。この基礎の特徴はベタ基礎は面で家の荷重を受けると説明しましたが、布基礎は線で荷重を受けるというイメージです!ベタ基礎と比較すると耐荷重性等は劣ってしまうことがありますが、ベタ基礎に比べて深い位置にベースを設置するため、条件がそろうとベタ基礎よりも耐荷重性が得られることがあります!そのあたりは構造計算してどちらがいいのか検討する必要があります。そしてこの基礎は凍結による地盤の変化を受けにくいので、寒冷地ではよく採用されています!
ここまで2種類の基礎について説明してきましたが、基礎の効果は家の荷重を受けるのはもちろん、湿気やシロアリの被害防止の意味があるというとこが理解してもらえれば嬉しいです!
今週の現場日記はここまでにします。皆さんお疲れ様でした!
皆さんこんにちは!道場建設です。
今週の現場日記では「立上り」について簡単に解説していこうかなと思います!
先週の現場日記ではベースについて説明しましたが、その上に作られるのが「立上り」となります!「立上り」とは基礎の高さを有する部分のことで、その立上り部分の上に土台を乗せるという形になります。この立上りコンクリートの打設の際に、鉄筋はもちろん、「アンカーボルト」と「ホールダウン金物」を一緒に設置しておいてから打設する必要があります!
上の写真の左がアンカーボルト、右がホールダウン金物です。
アンカーボルトもホールダウン金物も住宅部分と基礎を繋げるという点では同じ役割ですが、「アンカーボルト」は土台と基礎を、「ホールダウン金物」は柱と基礎を緊結するものだと思ってもらえればいいです!これらを事前にセットしてからコンクリートを打設していきます。打設後に基礎の天端を水平にするために「天端レベラー」というモルタルのようなものを流していきます。これで立上り打設は完了となります!
この立上りコンクリートを打設してからしばらくの間養生した後に型枠をばらすと、基礎工事はほぼ完了となります!この後に勝手口の土間や室外機用の土間などの雑土間を打設して基礎工事は完了です!そこからは土台伏せを行ってついに一大イベントの建方となります!土台伏せについては、その様子をまた次回紹介していきたいと思っているので、次の更新も楽しみにしていてください!それでは皆さんお疲れ様でした!
皆さんこんにちは!道場建設です。
少し更新期間が開いてしまいましたが、今週は「土台伏せ」について簡単に説明していけたらなと思います!
土台伏せといっても木の土台のみで施工するわけではありません。土台と基礎の間に「基礎パッキン」というものを入れてから土台を乗せていきます!基礎パッキンの役割は、床下の換気を主な目的としています。一部住宅の基礎を見てもらうと、長方形の穴が開いている(床下換気口)と思いますが、それと同じ役割をしています!なぜ床下を換気する必要があるのか、それは床下に湿気があることによって土台など木部が腐食するスピードが上がってしまいます!それを防止するために換気する必要があるのです!土台もただ基礎に乗せるだけでは地震などの際に家がずれ動いてしまう可能性があります。それを防ぐために前回説明したアンカーボルトが必要になってくるというわけです!土台のアンカーボルトの位置に穴をあけて、それをボルトで緊結していきます。
ここで少し木材について説明します。木材と木材を繋げるために「仕口」という加工をするのですが、これらは昔は大工さんが現場で加工していましたが、現在はプレカット工場で加工済みの木材を持ってきて、現場では組み立てるだけとなっていて、昔に比べると作業量は減っています!現代の技術は素晴らしいですね!仕口にもたくさんの種類がありますが、ここではマニアックな内容すぎるので紹介はしませんが、興味がある人は調べてみてください!(ちなみに土台で主に使われる仕口は上の写真の左が腰掛鎌継、右が腰掛蟻継です。)木材はシロアリに弱いという特徴を持っていますが、土台には比較的シロアリに強い木材を使用して、さらに防腐剤を塗布しています。なので腐食の心配はほとんどありません。土台がすべて伏せ終わったら「大引」を施工します。
これらは床の材料と思ってもらえれば大丈夫です!
この土台伏せが終了したら、あとは建方を待つことになります!いよいよ建方が目の前となってきました!建方までの期間更新する内容があまりないかもしれませんが、何か気づきがあれば随時更新していこうかなと思っているので、また見てくれると嬉しいです!
それでは今週はここまでにしておきたいと思います!お疲れさまでした!