今週の現場日記「丁張」

 皆さんこんにちは!道場建設です。

 今週の現場日記では、「丁張」について簡単に説明しようかなと思います!

丁張は別名「水盛」「遣り方」とも言います。

 「丁張」といっても土木でも同じものがあるので、今回説明する建築においての丁張は、

建物の配置、高さを決めるための基準となる設計図というイメージで大丈夫です!

丁張によって決められる基準の代表に、「基礎天端高さ」と「通り芯位置」があります!

どちらも聞きなじみのない単語だと思うので、簡単に説明すると、

基礎天端高さ」は、家の基礎の高さを示しています!これがわからないと、基礎の高さがバラバラになってしまい、安定した家を作成することができません!

左の写真の場合は、この木材の上端から30cm

下がったところが基礎の高さになるという意味

です!

 

 

 

通り芯位置」は、上の写真で縦線で示されているもので、家には図面で確認すると、縦横に複数のライン(ここから先はと表記します。)が数字、文字などで割り振られて引かれていて、それらの位置を示すものなのですが、これだけじゃイメージしにくいと思うので、皆さんの家でイメージしてみましょう!

 家の外壁にはもちろん芯が通っているのですが、中の壁にも芯が通っています。

例えばリビングと廊下の間に壁があるとすれば、その壁の中心に芯が通っていると思います!

そしてその壁の下に基礎があることが多いです!

これがしっかり出されていないと、家の位置がずれるのはもちろん、まだ紹介はしていませんが「土台」が基礎の上に乗らず、強度が全く足りない危険な住宅となってしまいます!それを防ぐためにこの丁張に必要な情報を書き出して、それをもとに基礎を作成していくということになります。

 この丁張に出された通り芯に「水糸」を張ってそれを基準に「基礎型枠」を組んでいくのですが、これらはその時が来たらまた説明させていただきます!

 今回の説明はここまでにしておきます。ここから先は基礎工事が始まるので、一気に家と感じるような形になっていくと思います!

次の更新も楽しみにしていてください!

お疲れ様でした!